「ちょっと引っかかる」というのは、もちろんいい意味で。そんな女性ボーカル二人を紹介します。
葛谷葉子|MIDNIGHT DRIVIN’ -KUZUYA YOKO MUSIC GREETINGS 1999〜2021-
これぞCity Popという曲が詰まったアルバム。
1999年の「True Lies」やCMソングの「replay on」など、葛谷葉子のヒット曲や代表曲も収録されたベスト盤となっております。
なによりも特別なのは、冒頭の2曲が新曲であること。楽曲提供などが中心の活動となり、自身がボーカルをとるアーティスト活動はお休みされていたのですが、ふたたび歌声を聴くことができるのは嬉しい限りです。
少し陰りのあるいい声であるだけでなく、歌のフレーズの最後の母音が「え」となる部分が特徴的なんですよね。例えば「True Lies」のさび冒頭の”やさしく嘘をついて”とかですね。これがいい意味で引っかかる。そして聴いてるうちにクセになるそんな感じ。
青野りえ|Rain or Shine
ファーストアルバムの「PASTRAL」から5年、青野りえのセカンドアルバムがリリースされました。
浮遊感のある声でありながらキラキラした芯が感じられるボーカル。癒されているようで何故か背筋がシュッと伸びるそんな不思議なアルバムであります。
バックを支えるドラム、ベース、ギターもいいんだよね。