やっぱり KIRINJI

さすがの安定感でございます。

KIRINJI | Steppin’ Out

2019年の「cherish」、堀込高樹のソロ・プロジェクトとなった2021年の「crepuscular」とマイ・フェイバリットとなっているアルバムが続いていて、今作も期待しておりました。

今回もいいです。繰り返し聴くとだんだん良くなっていくのが不思議。

1曲目の「Runner’s High」、6分43秒もあるのですが浮遊感のあるグルーブが心地よく、長さを感じさせないです。2曲目の「nestling」はドラマの主題歌でしたね。

5曲目は韓国のSE SO NEONが参加。メランコリーな甘い曲調とベースの刻みによる静かな推進力が気持ちいい。

6曲目はインストの「seven/four」。このタイミングでインストが挿入されるのが粋です。ラストの「Rainy Runway」は聴いているだけで気持ちが高まり思わず、一緒に「イエ~ェ」と歌いたくなる曲です。

前の2作と比べると、いい意味で暑苦しく果汁がギュッとつまったアルバムです。