独断で選ぶ昭和の名曲トップ3(その1)

昭和という時代を振り返った時にどうしても語っておきたい名曲を、ちょっと違った目線で3曲選んでみました。今回はその1回目です。

リンゴ追分

1952年5月1日に発売された美空ひばりのシングル曲です。発売時の年齢は15歳、中学3年生だったそうで驚きです。130万枚を売る爆発的ヒットとなりました。

ゆったりとしたリズムに、浪々としたメロディのこの曲を美空ひばりは見事に歌っていて歌唱力の凄さを感じることができます。

追分というのは、民謡で規則的な拍節感をもたない型の代表的曲種名ということで、リンゴ追分も、「月夜に月夜に そっと え~~」の「え~」で伸ばす部分が追分を感じさせるところです。

如何にも日本情緒を感じさせるメロディでありながら、どことなく洗練された雰囲気もあり、多くのアーティストがカバーしているのも納得。マーティ・フリードマンが、「リンゴ追分」などの日本の曲を聴いてギターで弾いていたという話もあります。

美空ひばり|リンゴ追分(1952年音源)

ということで、SP盤のオリジナルを聞いてみましょう。曲途中に語りの部分があるのは、ラジオドラマ『リンゴ園の少女』の挿入歌だったということもあるのでしょう。

なんというか引き込まれますね~。伸ばす部分のビブラートのかけ方がとても気持ちいい。
これを聴くと、後に歌ったバージョンがどうしても霞んでしまいます。

UA|リンゴ追分

さて、カバーからは、UAのシングル「スカートの砂」にカップリングされているものを紹介します。UAの声質がこの曲によく合っているし、トロピカル風のアレンジもいいですね。