TVドラマのサントラ・・・侮れませんぞ。今回は3枚を紹介。
坂東祐大 |Towako’s Diary -from “大豆田とわ子と三人の元夫”
少し前にドラマは終わってしまったのですが、一風変わったドラマで結構ツボにハマった人も多かったのではないかと思います。
私は、3回ぐらい見て途中で見るのをやめちゃったことを少し後悔しています。
このドラマ、私にとっては内容もさることながら、ドラマで使われている音楽にかなり引きつけられました。坂東祐大さん、いい仕事してます。
映像なしでサントラだけ聴いても立派に作品として成り立っています。参加しているメンバーも有名な方が多数。ドラマの挿入歌「All The Same」のボーカルはグレッチェン・パーラトです!
3曲目の「#まめ夫 序曲 ~「大豆田とわ子と三人の元夫」」は、ゴージャスな映画のオープニング曲のような優雅な曲ですし、10曲目の「みんな、色々ある」では、鈴木大介のギターがクラシックの小品のごとく渋いです。
清水靖晃|NHK土曜ドラマ 今ここにある危機とぼくの好感度について OST
ここのところNHKのドラマがお気に入りでありまして、この「今ここにある危機とぼくの好感度について」は、コミカルでありながら、社会問題にも切り込むスタイルで最後まで楽しませていただきました。
このサントラは、サックス奏者で有名な清水靖晃が音楽を担当しています。
ドラマのオープニング曲が、やたらと壮大で「なんでそこまで!?」ってなぐらい。思わず笑みがこぼれるほど。サントラだと、最後までじっくり聴けるので堪能することができます。
3曲目の「Sleepers Awake」は、バッハの「目覚めよと呼ぶ声あり」なので聞き覚えのある方も多いでしょう。この曲は、アルバムのラストに「Sleepers Awake Now」として、英語詞のボーカル曲として登場します。これがまたカッコいいんです。
そういえば、清水靖晃は、サキソフォンアレンジの無伴奏チェロ組曲やゴルトベルク変奏曲もリリースしていますね。
流線形/一十三十一 | Talio
こちらは、2020年10月に放送されたNHKドラマ「タリオ 復讐代行の2人」のサントラです。浜辺美波と岡田将生が主演していました。
海外では、1980~90年代の日本の山下達郎や竹内まりあなどの曲が、City Popと言われて流行っていて、私も大好きな「プラスティックラブ」や松原みきの「真夜中のドア」といった曲から火が付いたらしいですね。
このサントラ、年代は違いますが、City Popの香りがプンプンしています。堀込泰行や一十三十一によるボーカル曲を聴くとまさにそんな感で、洗練されたサウンドが気持ちいいです。
あと、インスト曲も1980~90年代のフュージョンを思い出させるサウンドで聴きごたえありますよ。刑事ドラマのサントラっぽい感じも良い。