Espirito

私の独断で選ぶおすすめCDを紹介します。

Serafim/Espirito

エスピリト
Espiritoは、TOYONOさんという日本人女性ボーカルを中心とした3人のグループです。ジャンルはブラジル音楽+ジャズになるのかなぁ。歌は一曲だけ日本語で、あとはポルトガル語で歌われています。Espiritoは英語でスピリットという意味になります。

何故、このCDがおすすめかというと。
夏になるとボサノバや軽いサンバのCDが溢れます。確かに心地よくって夏に聞くのにぴったりです。Espiritoも何気なく聞くとそんな心地よいCDのひとつと多くの人は思うかもしれません。しかし、それはとんでもない間違いなのです。

私はある日、某輸入レコード店で試聴機のハシゴをしていました。
めぼしいCDを片っ端から聞いて、これだ!というCDを買うのです。
ワールドミュージックのフロアーにある試聴機に美しい緑色のジャケットのCDがあることに気がつき、吸い寄せられるようにそのCDのボタンを押していました。

3曲目のSerafimを聴いたとき。全身に鳥肌が立って涙が出そうになりました。
なんて美しいメロディー。それにもまして声のすばらしさ!。
透き通った美しい声が微かに憂いを含む瞬間。それは今までにない気持ちのよい感覚でした。
このCDを聴いて、買わないヤツはバカだ。ほんとにそう思いました。
聴きこめばわかる高度なアレンジ。これはただの心地よいリゾートCDではないです。ブラジル音楽というフォーマットに包まれていますが、これはまさにエスピリトそのものの音楽でした。

このCDのライナーノーツの最後にプロデューサーの「・・とにかく音を聴いてください。このCDにも感じとれるように、基本としていることは”気配”とか、”感動”の収録方法です」という言葉と、同レコード会社のマティーナスさんの「しょうもないことが氾濫しすぎている今の日本でこういうもの(このCD)が受け入れられないなら、僕はサンパウロに帰って実家の豆腐店をつぐことになる。おいしいものは美しい。」という言葉がすべてを語っているような気がします。

3年かけて作られたこのすばらしいアルバム、是非聴いてみてください。
ちなみにプロデューサーは、セイゲン・オノさんです。

セラフィン
セラフィン