2018年を振り返って個人的に良く聞いたお気に入りの音楽アルバムを紹介します。
この一年は、前年にも増してSpotifyなどのストリーミング配信で音楽を聴くことが定着した一年という感じがします。
今まで以上に新しいアーティストやアルバムに出会うことが増えた半面、一枚のアルバムをじっくり楽しむという聴き方は相対的に減少した気がします。ちょっと寂しい気もしますね。
さて、そんな状況の中で、2018年に良く聴いたアルバムをざっと紹介していきます。
Mime |Capricious
11月の初めごろに出会ったアルバム。何を聴こうかと迷ったときに、つい選んでしまうそんな一枚。80年代後半のAORやフュージョンのテイストに包まれたサウンドは、まさに私のツボにはまりました。
アレンジも凝っていて飽きません。もちろんメロディもいいし、なんといってもボーカルが気持ちよく沁みます。
Diana Horta Popoff|Algum Lugar
私はイヴァン・リンスなどのブラジル音楽が好きなので、トニーニョ・オルタの姪っ子ということもあって聴いてみたら、なんとも不思議な魅力にやられてしまった。
歌手、ピアニスト、フルーティスト、作曲家という多彩な才能をもち、現在はフランスに住んでおり最新アルバムはフランスのレーベルから出ている。最新アルバムは残念ながらSpotifyでは聴くことができなかったため、5年前にリリースされたAlgum Lugarを聴くことになったが歌い方がふわふわと浮遊感にあふれメロディも一筋縄ではいかない感じ、それが気持ち良くて何度も聴いたなぁ。
HONNE|Love Me/Love Me Not
UKの男性デュオ。親日家なのだそうだ。
ソウルやファンクをベースにしつつも泥臭くなく、エレクトリックなポップスにまとめ上げているこのサウンドは、なかなか癖になります。
アルバムのテーマは昼と夜、善と悪などの対立ということで、そこは私にはよくわからないのだけど、ビートの立ち方とサウンドの親しみやすさのバランスが絶妙です。
アルバムを聴き進めるとUKの音の雰囲気がそこかしこに漂ってきます。
EVISBEATS|ムスヒ
ずいぶん長かったなぁ。名作「ひとつになるとき」のリリースから6年。ついにEVISBEATSの新作「ムスヒ」がリリースされました。
EVISBEATSの作り出す音楽は、まさに極上のサウンド。極上といってもゴージャスではなくて、天気のいい日に一日ぼーっと過ごすといった種類の極上、いや極楽かもしれんね。
前作よりもサウンドの安定感は増しつつ、グルーブの気持ち良さはそのまま。残念ながらSpotifyでは聴けないのですが、CDを買っても後悔はしないでしょう。また、音楽が好きな友達がいると楽しさがシェアーできてうれしいかも。
過去のコラボ曲も含む最新アルバム「HOLYDAY」より
Charlie Puth|Voicenotes
チャーリー・プースですな。やっぱ、よく聞いたなぁ。

酒井尚子|The Light
12月25日にリリースされたばかりなので、今後ヘビロテになりそうな予感。
ジャズ・・なのかな。R&Bやニューソウルの佇まいもある独特のサウンド。でも、なんとなく聞いたことのある感じ。今後、さらに深みを増していきそうな気がして注目しています。
おまけ
12月には、ぼくのりりっくのぼうよみのラストアルバム「没落」がリリースされて、これが最高にカッコいい作品でうれしかった。テレ東でやってたドラマ「インベスターZ」エンディングテーマ「輪廻転生」も収録。このドラマ見てたわ。
デビューアルバムから注目していた「Little Glee Monster」も2回目の紅白出場で、めでたいことです。来年はソウルな路線を強めて「Joyful Monster」を超えるアルバムをぜひともお願いしたいなぁ。