Jon Hassell , Brian Eno|第四世界の鼓動

「私を構成するn枚」の5枚目

「私を構成するn枚」と題して、自分が影響を受けたアーティストのアルバムを紹介します。

Jon Hassell , Brian Eno|第四世界の鼓動

アルバムの邦題は「第四世界の鼓動」です。なんか大層な感じがイイですね。

ブライアン・イーノが、「アンビエント・ミュージック」と称した一連の4作品をリリースしている最中に制作した1980年のアルバム。トランペットの音を電気的に加工した奏法が特徴的な、ジョンハッセルとの共作です。

当時、ブライアンイーノは、デヴィッド・ボウイとのセッションやトーキング・ヘッズのプロデュースでワールド・ミュージックを積極的に取り入れていました。その後、ジョンハッセルと出会い、イーノ流の民族音楽作品の完成形にたどり着いたという気がします。

1982年頃、私は毎晩NHK-FMの「クロスオーバー・イレブン」を聴いていて、そこで出会ったのがこの作品の中の1曲でした。その時の衝撃はすさまじく、今まで聴いていた音楽とは全く違う「何か」に、何だコレ!と釘づけになったことを思い出します。

この作品との出会いによって聴ける音楽の幅が大きく広がりました。

ジョン・ハッセルの土着的なペットの音色やナナ・ヴァスコンセロスのパーカッションによる呪術的なリズムが、アフリカの草原や森林をイメージさせてくれます。シャーマニズムを感じさせる不思議な音楽です。

1.Chemistry
2.Delta Rain Dream
3.Griot (Over ‘Contagious Magic’)
4.Ba-benzele
5.Rising Thermal 14 16′ N; 32 28′ E
6.Charm (Over ‘Burundi Cloud’)