もうすぐ梅雨がやってきますが、ジメジメした雰囲気を少しでも和らげてくれそうなサウンドを紹介します。
James Taylor「ジェイムス・テイラー」|American Standard

ジェイムス・テイラーが歌う20世紀のアメリカンスタンダード集です。全曲カバーであります。
まさにイメージした通りのシンプルなサウンドで、ギターを中心としたアレンジがジェイムス・テイラーの歌にマッチしていますね。
1曲目の「My Blue Heaven」は、軽くスイングして始まり、2曲目の「Moon River」は誰もが知っている超名曲でバラードですが湿度は高くなくカラっとしています。
7曲目の「The Nearness of You」は、1940年のグレン・ミラーのヒット曲で、ノラ・ジョーンズもアルバムのラストでシットリと歌っている名曲ですが、ジェームス・テイラーは、グレン・ミラーのアレンジに近いテンポでサラリと歌っていて、これはこれで味わい深いですなぁ。
とにかく全体を通してさわやかな風が駆け抜けるかのような軽快感あふれる作品になっています。