独断で選んだ2016年のベストアルバム

2016年に発売されて個人的に良く聞いたお気に入りの音楽アルバムを5枚紹介します。順番には特に意味はありません。

アーティスト名/アルバムタイトル

WONK/Sphere

キーワード的には、ジャズ、ソウル、ヒップホップかな、ロバート・グラスパーとか、そういう感じ(どういう感じだ)です。WONKは、自分たちの音楽を「エクスペリメンタル・ソウル」と呼んでいるそうです。まあ、確かに実験的で自由な感じでやっているなぁと聴いていて思うのですが、何よりも音楽としてちゃんとしていて、メロディやアレンジが秀逸なので割とスッと入ってくるんですよね。

私は、アートコアな新しいドラムンベースじゃないかなと思ったり・・・。アルバムの一曲目から最後までいっきに聞かせてくれます。全体のつながりが良いんですよね。
英語詞が多いですが、日本人のバンドです。

 

スカート/CALL

最初に聞いたときは、いろいろなタイプの曲がごった煮のように入ったアルバムだなぁ、歌もなんか音程外れてるんじゃないのか、という感想を持ちましたが、「何故か気になる」という不思議な感覚でした。なんだこれ、と繰り返し聞くうちに結構はまっていきましたね。

スカートは、澤部渡によるソロプロジェクト。これまで自主制作でやってきて、今回は星野源などを輩出した音楽レーベル「カクバリズム」からのリリースです。サポート・メンバーとして佐藤優介(カメラ=万年筆)がストリングス・アレンジを担当。

興味を持ったきっかけはyoutubeでたまたま見た曲が気に入って、アルバムもこんな感じかなと思って聞いてみたら、ごった煮だったという(笑)
でも、聞くたびに発見があるというか、良くなっていくのが不思議ですね。

yahyel/Flesh and Blood

これ絶対洋楽だろ、と思わず言ってしまいそうですが、日本人のバンドです。インディーレーベルから発売されたデビューアルバムだそうですが、アルバムの途中でダレることも無く最後まで聴かせてくれるのは見事です。

サウンドは、ポップというよりダーク、ユートピアというよりディストピア、そんな感じかな。でも、最近良く聞いています。Amazonのレビューでは厳しい意見もありますが、私は好きですね。

King/We Are King

既にブログで紹介しているのでそちらを読んでいただくとして、今思い出しても衝撃でしたね。

衝撃のアルバム We Are King / King
King | We Are King 久しぶりに衝撃を受けたアルバムに出会いました。 Kingは、パリスとアンバーの姉妹、そしてアニタの3人の女性ヴォーカルのグループです。タワーレコードの紹介文によると何やら凄いグループのようです。 デビュ

Little Glee Monster/Colorful Monster

最初はアイドルグループか?と思ったのですが一聴してその思いは消し飛びました。何しろ歌が巧い!

久しぶりに心に刺さるボーカルを聴いた気がします。とにかく、安心して聞けるし、ストレートなボーカルに歌詞、そして5人のきれいなハーモニー。聴いていると元気になってきます。年配の人だと何となく「フィンガーファイブ」を思い出すかも。

まあ、とにかくグサリと刺さりましたよ。

ボーカルのレベルが高いのでもっと凝ったバックでもいけそうですね。今後に期待。そういえば、ニュー・アルバムが1月6日に発売されましたね。spotifyで聴きましたが、新譜も良い出来でした。楽曲もこなれてきた感じがします。


これら以外では、婦人倶楽部、Suchmosなんかもよく聴きました。ここのところ、日本のアーティストに素晴らしい作品が増えてきたように思います。嬉しいですね。

まあ、2016年はクラシックを聴く割合が増えたかな。spotifyでいろいろな作品が聞けるようになった影響が大きいですね。2017年はどんな音楽に巡り合えるのか楽しみです。