アヘン戦争の引き金となった東インド会社をイギリス王室が支持していたことに対する抗議がテーマとなっているアルバム。
The Orb|Abolition Of The Royal Familia
重いテーマがコンセプトとなっていることは、このアルバムジャケットにも表れているのですが、サウンドをただ聞いているとグルーブの波に呑まれて、ただひたすら漂っている自分、だったりします。
ゲストにロジャー・イーノが参加しているというところに、ピピッと反応して聴いたみたところ、往年の名盤「Adventures Beyond the Ultraworld」を思い出させるアルバムに仕上がっていました。
6曲目では、突然日本語のアナウンスが聞こえてきてびっくりしましたが、その後はアンビエントな心地よいシンセパッドが絡み合う美しいトラックになっています。
その次の7曲目「Snape Shifters(in two parts)」は、トランペットが印象的なとても美しい曲。ヴァンゲリスのブレードランナーのサントラを彷彿させまさす。でも、タイトルが怖いわ。
アルバム全体に統一感があって聴き始めると最期まで一気に・・・いやほんとですよ。
なんか不思議だけど、何度も聴いてしまうのです。