夜、寝る前に暖かい飲み物を飲みながら女性ボーカルに包まれるのが心地よい季節になってまいりました。
こんなシチュエーションにぴったりな女性ジャズボーカル作品を紹介します。
どちらも歌い上げるというよりは、ささやく感じ。そして、太い声というよりは可憐なボーカルを聴かせてくれます。
I Know I Dream: the Orchestral sessions|Stacey Kent
Stacey Kent(ステーシー・ケント)の新作は、長年の夢であったらしいオーケストラとの共演です。カルロス・ジョビンの「ダブル・レインボウ」や、セルジュ・ゲンスブールの「失われた恋」などの名曲をとりあげていて、キュートな歌声にストリングスが加わることでシルクのようななめらかな聴き心地です。
2014年のマルコス・ヴァーリのデビュー50周年記念ライヴで共演しているアルバムもおすすめです。
Pink|Diana Panton
カナダの女性ボーカリスト、Diana Panton(ダイアナ・パントン)です。こちらも非常に聞きやすい可憐で、少し甘い声のボーカリスト。“寄り添うような声”と書かれていましたが、まさにその通りだと思います。
スタンダード集ですがメジャーな曲は取り上げられていないのも、こだわりを感じます。2011年の作品。2017年に四季おりおりの情景をテーマにした最新アルバムも出ています。