バリー・ホワイト Barry White

「私を構成するn枚」の3枚目

「私を構成するn枚」と題して、自分が影響を受けたアーティストのアルバムを紹介します。

バリー・ホワイト Barry White

1973年にバリーホワイトの「愛のテーマ」が大ヒット。航空会社のCMでも使用され、ロングトーンのストリングスと空を飛ぶ飛行機がうまくマッチしていて印象的な曲でした。

この曲を気に入った母が、LPレコードを買ってきまして、それがバリーホワイトのベスト・アルバムでした。1曲目が「愛のテーマ」で、他はインストルメンタル曲とバリーホワイトのボーカル曲で構成されていました。

我が家のステレオでは、ポール・モーリアやフランク・プールセルの曲がよく流れていたので、こういった流麗なストリングスのインスト曲は聞き馴染みがありました。メロディも綺麗だし、いわゆるディスコサウンドをベースにしていたのでグルーブも感じられて私も大のお気に入りの1曲でした。

当時は、バリーホワイトのことはほとんど知らなかったので、低音が魅力的なボーカリストで粋なインスト曲を作るアーティストという認識だったのですが、後に偉大なアーティストであることを知ることになります。また、バリー・ホワイトのサウンドを支えていたのがアレンジャーだったジーン・ペイジだということももっと後から知るのでした。

まあ今ふりかえると、このアルバムを繰返し聴いているうちに自然とブラックミュージックのエッセンスが体の中に沁みこんでいたんだなぁと、思うのです。

ベスト・アルバムではありましたが、バランスのいい構成もあって一枚のアルバムとして楽しんでいました。当時は、インストの曲のほうが好きでしたが、今はバリーホワイトの歌が聴けるボーカル曲の方が好きですね。

海外ドラマの「アリー・マイ・ラブ」で、アリーの同僚のジョンのテーマ曲(?)としてバリーホワイトの「You’re The First, The Last, My Everything 」が効果的に使われていましたね~。ドラマの中で、ジョンの誕生日を祝うシーンでバリーホワイト本人が出演してこの曲を歌っていました。このシーンは私にとっても嬉しいサプライズでした。