Spotify はじめました

中華料理屋が冷麺をメニューに追加した時のようなタイトルになっちゃいましたが、「Spotify はじめました」。

Spotifyとは

spotify

全世界、1億人以上が登録している音楽ストリーミングサービスで、登録されている曲数も約4000万曲と最大級です。これが、9月29日に日本でもついにはじまりました。

既に、Apple MusicやGoogle Play Musicなど、同じようなサービスを開始していますが、spotifyには無料のサービスがあるのが特徴です。しかも、時間制限もなく期間限定でもありません。基本的に有料プランと同じようにすべての楽曲を聞くことができます。

ただし、無料プランには以下のような制限があります。

  • 3~4曲ごとに15秒程度のCMが流れる。
  • シャッフル再生しかできない(アルバム単位の再生は可能ですが曲順はシャッフル)。
    ただし、PC・タブレットは、月最大15時間までオンデマンド再生可能。
  • 1アルバムあたりの曲送り(スキップ)の回数に制限がある。
  • 端末(スマホなど)に楽曲がダウンロードできない。
  • 音質の選択が、96kbpsの「標準音質」、160kbpsの「高音質」、自動選択の3種類。

Spotify導入

ということで、さっそくspotifyを導入してみます。私が普段持ち歩いているタブレット(iPad mini2)に、spotifyのアプリ(無料)をapp storeからインストール。

次に、ユーザ登録。といきたいところですが、現在はエントリー制なので、spotifyのサイトからメールアドレスを登録して、招待メールを受け取る必要があります。私の場合、登録から招待メール受け取りまで10日ほどでした。そして、受け取った招待コードをアプリの画面から登録して完了。これで、spotifyを楽しむことができるようになります。

2016.11.10に招待制は終了。登録してすぐに始めることが出来ます。

使ってみた感想

アーティスト検索のヒット状況

邦楽、洋楽それぞれでアーティスト検索してみましたが、邦楽はやや少ないですね。山下達郎、スキマスイッチ、星野源を検索してみましたが、ヒットはしますがアルバムが登録されていなかったりします。BOYS AND MENやEXILE、バンドじゃないもん!は、ありました。

古めのアーティストが無いのかと思いましたが、飯島真理で検索したところかなりのアルバムが登録されていました。何があって、何がないかは良くわからないので、とりあえず検索してみるしかないですね。レコード会社によるのかもしれません。

洋楽はかなりヒット率が高いです。アルバムも多く登録されていますね。ただし、レーベルによってはまったく登録がなかったりしました。なんとなくECMは全滅っぽい。

個人的にうれしかったのは、クラシックが思った以上に多いことです。同じ楽曲でも指揮者やオーケストラによる違いがあるので、自分にピッタリくる演奏を探すケースってあると思うのですが、CDだとこれらを購入して聞き比べるとなると手間もお金もかかります。レンタルもクラシックは数が少ないですしね。
こういうニーズを満たしてくれるのが、spotifyのようなサービスの良いところです。
ブルックナーの交響曲8番を検索しましたが10種類以上は聞き比べることができそうでした。

検索する時のコツとして、アーティストや指揮者、作曲者の名前はカタカナや日本語ではなく、英語で入力する方がヒット率は高いです。
たとえば、ブルックナーだと、bruckner、ヨッフムだと、jochumといったように。

日本人のアーティストの場合は、基本的に日本語で検索となりますが、坂本龍一とsakamoto ryuichiでは検索結果が違ったりします。

プレイリスト

自分が作成したプレイリストを共有したり、アーティストやSpotifyが作成したプレイリストを聞くことが出来ます。

spotify_playlist

 

「ディスカバー・ウィークリー」というプレイリストは、毎週月曜日に30曲ずつ自分の好みにあった曲を選曲してくれます。

また、各国にプレイリストのエディターチームがいて、その国独自のプレイリストを制作しています。日本でも、日本独自のプレイリストが公開されています。
あと、「グローバルTOP50」や「グローバルバイラル50」では、サービスを提供している各国の再生回数やシェアー回数のTOP50が見ることができます。それぞれの国のローカルなアーティストのヒット曲が含まれていてなかなか面白いです。

ちなみに、無料プランの場合、プレイリストもシャッフル再生になります。

無料でもかなり使えるぞ

Apple MusicやGoogle Play Musicも登録して使ったことがありますが、どちらも課金しないと使えない(試用期間を除く)のに対して、Spotifyの場合は無料でも楽しめるのが嬉しいですね!
国によっては有料のプレミアム版移行する人が少ないというのもうなずけます。

日本の場合は、邦楽の登録がもう少し増えるとユーザも増えるのではないかと思われます。たぶん、徐々に曲数は増えていくのでしょうけど。

すべてシャッフル・プレイになるのとCMが入るのは、慣れればあまり気にならなくなりました。

やっぱプレミアムいきます!

とはいえ、以下の理由でプレミアムに移行しました。

  • できるだけ良い音で聞きたい。
    プレミアムにすると320kbpsの「最高音質」で聞くことができます。自宅のオーディオ装置でも聞くので音質は良いに越したことありません。また、端末にダウンロードできるようになるので外出時に聞くにもパケットを節約できて魅力です。
  • ネットワークプレーヤー(SqueezeBox Touch)からspotifyを聞きたい。
    何といってもこれが一番の理由です。自宅のオーディオでは、ネットワークプレイヤーを使ってサーバの音楽データを再生しています。なので、同じ装置でspotifyの曲を再生できると非常に便利なのです。

昔はCDショップをハシゴして試聴機を聞きまくってCDを買ったもんですが、今はネットで簡単に試聴できるので便利になりましたね。しかし、聞けるのは曲の一部(1分程度)なのでその部分が良くて買ってみたけど全曲通して聞くとイマイチということもしばしばあります。

spotifyだと全曲が聞けるのが良いですね。しかも何回でも。

(追記)SqueezeBox Touch でspotifyを聞く
2017年7月下旬にSpotifyのロジテック製品へのサポートが打ち切られてしまい、公式のプラグインでspotifyを聴くことができなくなってしまいました。 せっかく有料のプレミアムに移行したのに、これでは意味がありません。 そこで、いろい