ブライアン・イーノ新作 Brian Eno / The Ship

イントキシケイトVol.121によると、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド「I’m Set Free」のカバー曲も収録されたブライアン・イーノ最新アルバム「The Ship」が、4月27日(水)に日本先行リリースとのこと。

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ブライアン・イーノとの出会い

ブライン・イーノは、私が聴く音楽の幅を大きく広げるきっかけとなったアーティストで、彼のアンビエントシリーズやジョン・ハッセルとのコラボ作品は、当時高校生だった私の音楽観を揺るがすものでした。

メロディがあるような、無いような、まさに音が漂う音楽(アンビエント)や、アフリカやインドネシアなどの民俗音楽をモチーフにした電子音楽(特にジョン・ハッセルのトランペットには度肝を抜かれました)との出会いが、まさにブラインアン・イーノとの出会いでありました。

イーノの新作「The Ship」の感想

そんなブライアン・イーノの新作とあればとても気になるわけで、たまたま Google Play Music(定額契約中)で検索してみると、あるじゃないですか、新作の「The Ship」が!!

で、聴いた感想なんですが、

イーノのボーカルが聴けるということだったので、「Another Green World」のような感じを想像していたのですが、見事に違ってました。

ボーカルというよりは、語り、というかお経のような・・・まあ、不思議な感じでありました。「I’m Set Free」のカバーは、比較的ポップな感じですが、少し全体からは浮き上がったような印象。

聴きこめばイーノらしい音がそこかしこに聞こえてきて楽しめるのですが、何度も聴くか?と聞かれたら「ちょっと微妙」という感想を持ちました。

やっぱり、イーノのボーカルといえば「Another Green World」ですね。ポップとアンビエントと民俗音楽が絶妙のバランスで一枚のアルバムにまとまっています。1975年の作品ですが、今聞いてもまったく古さを感じないし、繰り返し聞きたくなるアルバムです。