スユアの波 松任谷由実

「スユアの波」というユーミンのアルバムがあります。「スユア」って昔のマヤ語なのだそうです。意識をその波にチューニングすると銀河系旅行も、時間旅行もできるという特別な波が、「スユアの波」。ユーミンとマヤ文明。つながりは見えないけどユーミンは何か感じるものがあって、このタイトルを付けたんでしょうね。

マヤ文明と暦

マヤ文明はある時期を境に忽然と消滅してしまいます。その理由は今も謎。おまけに、スペイン人の宣教師ランダは、マヤの絵文書を4冊だけ残しあとは悪魔の文献として焼き捨ててしまった。(なに、するんじゃ)
#ところが、ランダは「ユカタン事物記」としてマヤ人の伝承をまとめていたりします。

幸いにも暦のしくみはある程度読解されており、毎日にあてはめられた絵文字の意味はわかっています。ただ、その意味と順番がどのような体系に基いて並べられているのか、なぜその日にその意味があてはめられていたのかは、わかっていないようです。
マヤ人は、天文観測技術にたけており、天体の動きが生活とどのようにシンクロしているのかを熟知していました。そういった生活や自然のリズムをもとにしてマヤ暦を作ったと考えられます。

ちなみに、マヤ人が知っていた1日の長さは現在計測されているものと17秒しか違わないらしく、その観測精度の高さには驚かされます。
マヤ暦の最大のポイントは周期にあります。いろいろな周期が重なって大きなうねり(波)を作っています。

普段我々が使用しているカレンダーはグレゴリオ暦といいます。何故か毎月の日数が不規則ですよね。これでは周期があるとは言えないです。マヤ暦には5125年という大きな周期があって、その周期が西暦2012年に終わろうとしています。そのため、2012年が人類の終焉を予言していると考える人たちもいるようです。

ノストラダムスの次はマヤの預言か、と思われる人もいるでしょう。私は終焉というより、それは今までにない新たな価値観を持った時代の始まりだと思ってます。大きな節目を感じる出来事があるのではないかと考えます。既にその気配はあるのかもしれません。

「マヤ」という響きに何故か懐かしさを感じる私です。